筆耕の求人はペン書きと筆書があります
筆耕とは、平たく言えば、住所や名前などを代筆する作業のことです。
パソコンの普及によって、筆耕の仕事は激減してしまいましたが、それでも、手書きにするケースがゼロになったわけではないため、筆耕の求人は今でも継続的にあります。
筆耕には、ペン書きと筆書きがあります。ペン書きは、ボールペンやサインペンでの手書きですが、筆書きのほうが多くの需要があります。
結婚披露宴等の祝賀会の招待状などは、ペン書きより筆書きのほうが重量感があり、日本人に好まれるためです。
筆耕の求人は、正社員のケースはほとんどなく、時間給の契約社員や出来高のアルバイトのケースがほとんどです。正社員でない分、勤務時間、曜日などの調整がつけやすいため、手軽に始めることができます。
また、自宅で家事の合間に仕事をするパターンもあります。ただし、筆耕の場合、文字の良し悪しで給与のランク分けをされる場合が多いため、初めて仕事をする際は、最低賃金レベルになるケースがほとんどです。
しかし、継続することによって上達すれば、きれいなな文字を書けるようになり、給料アップも期待できる仕事です。
写字や清書を行います
私は、小学生の頃から書道を習っていました。賞を受賞したこともありましたので、他の人よりは文字に自信を持っていました。そんな時に見つけたのが、「筆耕」という仕事です。
たまたまインターネットでアルバイトの求人情報を探していた時に見つけたのですが、急いで応募してみると見事採用してもらうことが出来ました。
初めての仕事ということもあって、最初のうちは戸惑うことも多く大変に思いましたが、慣れてくるとだんだんと難しい仕事も任されるようになってきて責任もありましたが、その分やりがいも感じました。
最初のうちは、ハガキなどの宛名を書くことが多かったのですが、徐々に賞状やのしの表書きを行うようになりました。
パソコンなどで文字を入力するのとは異なり、ゆったりとした気分で文字を一つ一つ書くことで、心もゆったりするように感じました。今現在は、別の仕事をしていますが、機会があればまた筆耕の仕事はやりたいと思っています。
コンピュータ社会と筆耕という存在
ビジネスの社会ではコンピュータが主流になった今ですが、文字を書くというアナログ的な要素にも視線が注がれるようになっています。
筆耕という職業を知ったきっかけは、ある広告に記載されていた「文字に携わる仕事をしたい人求む。」という一言でした。
小学生時代から鉛筆で文字を書くことが好きであった私にとっては、願ってもないような出会いであると感じて、詳細を調べてから応募をしていこうという決意をしたのです。
求人サイトに掲載される機会が少ないことは否めませんが、現在では筆耕という仕事の認知度もアップしてきていて、女性を中心に社会で活躍しているという事実もあるのです。
一人前になるまでは、ノートに文字を丁寧かつ正確に書いていくような練習が必要になりますが、私自身もこういった作業を継続して無事に乗り切ることができました。
10冊くらい積み重なったノートを見ながら、文字の練習をしっかりとしたものだと振り返っています。