筆耕の求人は大手百貨店や寺院があります
筆耕という職種があります。これは写字や聖書などを行う方のことを言うのですが、最近のコンピュータ化の進展によって、その求人先は少なくなっています。
とはいえ現在でもこの筆耕を求める企業があるのです。
ではどのような求人先があるのかどうかですが、やはり公的機関で、特にそのやり取りをする対象が、高齢者の方が多いようなところで、宛書などを専門に書く方として、募集されているケースがあります。
また大手百貨店などがお中元などの季節に、その宛先を書くための要員として、短期間ではありますが、筆耕専門のスタッフを募集しているケースもあります。
また寺院なども、まだまだ手書きでいろんな案内状を出されることがあり、それらの宛書や内容を写して記入していくということで、求人を出しているケースもあります。
こういった筆耕の求人は、フルタイムで働く場合には、やはりそのほかの仕事と兼任することがあるのですが、専門として働く場合には、週3日などで募集していることも多いのです。
私が筆耕という職に興味を抱いたのは、ある有名な書家の人の熱いメッセージでした。
字で自分自身を表現するということは、日本人であれば快感を覚えるようなところがあるので、私の心にもこういった事柄が残っていたということにもなるのです。
そこで、インターネットで調べて募集をしている求人欄へメールを送信して返事を待ちました。期待していた以上に対応がよかったのと、こじんまりしたアットホームな場所で働くようなチャンスを得たということもあって、面接もスムーズに行うことができました。
肝心の結果は無事に採用といううれしいものであったので、私は今必死で筆耕のイロハを学ぶためのレッスンをしています。
字を書くという仕事で求められる要素には、感情を文字に込めるという強い思いがかなめになっていくのです。さらに、パソコン時代に需要が上がっている「記す」という行為を磨いていきながら、有名な賞状へ筆を入れることを私は今夢見ています。
筆耕の求人募集は多くないので数少ないチャンスは確実に掴みたいものです
筆耕とは文筆により収入をえる職業ですが、筆耕の求人募集とは、コラムや小説等を書くクリエィティブな作業の求人ではありません。原稿等に基ずいて写字したり清書したりする作業の求人です。
此方は筆耕士と呼ばれます。これには公的な資格制度はありません。
筆耕士の多くは会社との雇用契約を結ぶケースはまれで、多くは自営業としての個人事業主の形態です。
その様な業界なので求人の募集は多くは有りません。書道関係企業等の情報等をこまめにチェックする必要があります。その他にも筆耕士として活躍されておられる方に自分の書をアピールする事も有効な手段でした。
勿論この世界は実力本位です。書体の綺麗さだけでは無く、顧客の求める表現力が求められる事が有ります。
私の場合は、ホテルの筆耕室で活躍されておられる方の紹介で文具関係企業に、営業配属ながら筆耕士の勉強をさせて頂ける条件で就業する事になりました。
御関心をお持ちになっておられる方にお伝えしたい事柄は、数少ないチャンス且つ実力第一の世界ですが、情報収集はこまめにされる事を提案致します。